2月の後半になりましたが、寒さが続いています。北国(北陸・東北・北海道)は大雪が続いています。中々春になりませんが、お元気にお過ごしのことと思います。
案內通信
No. 172
2025年2月23日 ( 日 ) (令和7年)
大変だ…
大雪続き
北国は
松林庵主人
アメリカはトランプが大統領になって、暴君的に勝手なことを言い続けています。アメリカ
第一として自国の利益ばかりで、各国各地のことは考えが及びません。世界をリードして来た
大国アメリカはどこに行ってしまったのか! 世界の自由や民主主義をどう守って行くのか?
世界は、ロシアのプーチンや中国の習近平を始めとして独裁者ばかりです。どうなるやら!!
地球温暖化で、各地に大規模の山火事が起きて大変な被害が出ています。干ばつ(砂漠化) や
北極の氷河が溶けたり、大洪水や大雪も地球温暖化のせいです。人類は本気に取組むべきです。イスラエルとハマスが停戦して、人質が交換されています。ガザ地区の人々は我が家に帰っていますが、街はめちゃくちゃで、これからどうして生きて行けるのか…………。戦争は嫌ですね。
芹沢文学読書会を細々と継続しています。今回は第2日曜日になります。寒さは続きますが、お元気に読書会にお出掛け下さい。再入会も歓迎します。
第172回
芹沢文学読書会
@日時 3月9日 (日) 午前10時~12時[平常は第2日曜日午前です〕
A会場; 大分県立図書館研修室 No.5 〔平常は研修室No.5 です]
B内容;
自由に話す。
[I]芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am
[U]芹沢文学読書会 10:10~12:00 am 参加者で輪読
○テキスト@「十一親と子との関係について」A「十二次郎の厄介になった叔父夫婦」
*@は、『芹沢光治良文学館』の第十一巻の月報で、ペール田部氏、実父のことなどが書かれています。
Aは第十二巻の月報で、叔父夫婦のこと、沼津の大火で見舞い建築費を渡して、恩を返したことなど。
初出/『芹澤光治良作品集』(新潮社発行)の全16巻の月報に連載されました。昭和49年2月~同50年5月。
初刊本/『こころの広場第三章思い出すこと』昭和 52 (1977)年4月15日新潮社発行。全245頁、800円。
再録/ 『芹沢光治良文学館12』平成9(1997)年8月10日新潮社発行に再録。
275~283 頁。
=次回は、母の日のために、第3日曜日の5月18日午前の予定です。
◎同封資料; 随筆 (人生論) 「人生を勇気づけるもの」芹沢光治良雑誌<高校時代>昭和31(1956)年5月1日旺文社発行 37~41頁 *副題に「美しい思い出を多く持つことは、一つの幸福である」とあるが、高校生への人生論です。旺文社の学習教養雑誌「高校時代」に求められて書いたのです。勉強とクラブ活動を両立してやることを勧め、親や先生方にも依頼しています。
芹沢文学・大分友の会
[同封資料提供中村輝子]
連絡先: 〒872-1651 大分県国東市国東町浜 4765 (番地) 小串信正方
FAX 0978(77)0565 郵便振替口座 01970-5-16072/芹沢文学・大分友の会
芹沢文学大分友の会
7 (2025)年2月23日(日)
会報 No.171
編集・文責
於大分県立図書館・研修室No5
☆第171回芹沢文学読書会の報告
新年の1月19日(日)に大分県立図書館の研修室No.5 で、第171回の芹沢文学読書会が行われました。通常の会員の参加で、野上文学読書会の金田さんが芹沢文学読書会にも来てくれることになり、活気づきました。福岡県の会員の方々も都合をつけて、読書会へお出掛け下さい。最近の全国の芹沢文学関係の動きについて紹介し、芹沢文学館の頃の会報「芹沢井上文学館友の会会報 160」を今回も参考資料として参加者に渡しました。芹沢先生を偲ぶ会、芹沢文学読書会は『大自然の夢』がテキスト。芹沢
文学入門 85 (小串信正筆)には、短編小説「眠られぬ夜」のことが書かれていました。
今回のテキストも、「思い出すこと」の二評論を読み語りました。@「九随想について」とA「十『人間の運命』のモデルについて」がテキストでした。この時には、ジュネーブに滞在していました。そこで書いたと書かれています。『こころの窓』『こころの旅』『人生について』結婚について』と「川端康成氏の死について」が収録されている。ルソーについて想い、ファープルの家も訪ねます。ところが日本ペンクラブで騒動が起こりました。『人間の運命』のモデルはないと書きますが、石田家は植松家を借りたと書いています。石田は一年先輩の市河彦太郎だと思われているが違うとも書いています。次回も二随想を。
【芹沢文学案内 No.115】図録『生誕百年記念芹沢光治良展』 1997 世田谷文学館
"JIRAI MOURIR
A PARIS"
今回は、1997年に生誕百年記念として世田谷文学館で開催された「芹沢光治良展」の図録を、これまで紹介していなかったので、この図録について書きます。 A5判で159頁。副題は「人間主義ユマニスムを貫いた国際派作家」と
附けられています。 1997年4月26日~6月8日に世田谷文学館で開催。
目次は、巻頭に「思い出のなかの芹沢さん(佐伯彰一)」「芹沢さんの人柄について (中村真一郎)」「もっとも尊敬される作家の生涯-芹澤光治良展によせて- (大江健三郎)」、[アルバム]、生い立ち青春結婚に「逆境の底での合点(進藤純孝)」「コラム沼津虚構への憧れ沼津中学時代の芹沢光治良(鈴木吉維)」、[アルバム]、留学・療養・帰国に「強靭な観察の目 (進藤純孝)」、[アルバム]、「コラムパリ パリ(生田美秋)」、作家への途「作家への道 (井上謙)」、
[アルバム][芹沢光治良、その文壇登場デビュー作「ブルジョア」の周辺 (十重田裕一)」「愛と死の根っ子に(進藤純孝)」「コラム中野一高生のサロン (芹沢文子岡玲子)」「コラム軽井沢疎開時代の芹沢光治良(大藤敏行)」「先生とお風呂(矢代静一)」、大作への準備と国際的活動「大作への準備と国際的活動(羽鳥徹哉)」「コラムペンクラブ日本ペンクラブと芹沢光治良 (稲垣眞美)」
【アルバム】芹沢先生が示されたヒント(ドエルシテッド露子)」「「人間の運命』をめぐって (村上光彦)」「『人間の運命』をめぐり(柴田徳衛)」「芹沢文学とファンタジー- 「神シリーズ」をめぐって (小峰和子)」、[アルバム]、「芹沢ペンクラブ会長の想い出 (阿川弘之)」、
【アルバム]、「芹沢光治良氏の想い出 (渡辺邦彦)」「芹沢先生が残した言葉 (高野悦子)」「コラム三宿三宿時代の芹沢光治良(?)」「芹沢文学の世界日本文学の中の芹沢文学(大岡信)」「世
界文学における芹沢さん (中村真一郎)」資料編「芹沢光治良略年譜(鈴木吉維編)」「芹沢光治良主要著作目録(鈴木春雄編)」です。総合的で貴重な論考や資料だと言えます。古本屋では中々探せません。
この生誕百年記念は、生年を明治30年とした文学展です。明治29年生まれとする生誕百年記念祭もありました。芹沢光治良氏は、作家デビュー以来、生年を明治30年として来たのです。この方が事実と思われます。戸籍には明治29年生まれとして届けられていたので、晩年に生年を明治29年と改めたのです。ですから、1997年は生誕百一年とも言えるのです・・・。から送信