後藤さんとの会話は、サイモンとガーファンクルのThe Dangling Conversationの出だし、「まるで水彩の静物画のような
暮れかかった午後の時間」と重なります。
私と話す後藤さんは水彩の静物画のようなのです。「カーテンが風に揺らいで、淡い光が床の上を波のように掃いている」この場面設定に後藤さんが居るのです。
この曲は、日本語訳では「宙ぶらりんな会話」ですが、詩の第一節は、後藤さんと私の会話とに重なります。
It's a still life water color.
Of a now late afternoon.
As the sun shines
through the curtain lace.
And shadows wash the room.
http://www.youtube.com/watch?v=nntOYUODSV0
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この曲は、アルバム「Parsley, Sage, Rosemary, and
Thyme」に収められています。
夫婦の愛の終焉が、空虚な気持ちが、物悲しく歌われてます。
「風景が聴こえて来る」んですよね。後藤さんが亡くなったのは、やはり悲しい。その心の状態をよく表してくれます。
英語歌詞で聞こえてくる the superficial sighs 儚いため息・・
私の正直な気持ちです。
後藤さん、絶対に忘れないからね。
予定より4時間遅れで三吉に到着。
部屋に行くと、大分の芹沢光治良研究会の小串氏がいました。
挨拶をした後は、すぐに「人間の運命」について数々質問しました。
すぐ、食事になりました。

名古屋の安井様から後藤さんのお話が出て。

伊勢神宮の20年ごとに社殿などを建て替える「式年遷宮」で20年に一回しか出る事のないお守りを平石さんから1名の方にプレゼントされました。

池田氏の熱唱 心に沁みました。
暖かくておいしい夕食は、2時間の予定があっという間に過ぎました。
野沢朝子さんから 「父の生誕120年になってもこんなに愛読者の方が集まってくれる作家はいない」と言う言葉は
後藤さんとともに喜びました。遺族の方からの暖かい言葉かけ。嬉しかったです。
そして私が選んだ芹沢先生の色紙についての第2部が開催されました。
(この項、続く)