seri1.jpg unmei6.jpg 芹沢光治良関係の本: 芹沢光治良文学愛好会

2018年08月25日

沼津市芹沢光治良記念館からのお知らせ

皆様へ

 

平素より当館をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。

さて、別添のとおり、本日付け地元沼津朝日新聞社発行の『沼津朝日』にて、芹沢光治良氏著『芹沢光治良戦中戦後日記』に関連したコラムが掲載されました。

芹沢光治良氏関連資料としてご参考までにその写しをご送付申し上げます。

 

今後とも変わらぬご支援ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

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沼津市芹沢光治良記念館

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2009年03月08日

神と人間シリーズ  ロシア語に翻訳 神と人間シリーズ  ロシア語に翻訳

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 月例会で紹介された「神と人間」のロシア語翻訳。

 月例会の資料では、白黒でしたので、カラーで紹介したいと思います。



これが、表紙です。

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背表紙では、

「神の微笑」「神の慈愛」「神の計画」の三冊が合本されています。

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ロシアの書店では、ロシアの人は、「芹沢光治良」という感じを見ます。

当然、後ろ表紙には、ロシア語でいろいろ書かれています。

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手に取って見ると素敵な本です。私がロシアの文学好きな青年でしたら、手にとって、後ろの説明書きを見て、一気に読んでしまうと思います。

「神と人間」は、ロシア語翻訳は、3巻構成になっています。その本、おのおのに芹沢光治良先生の写真が載っています。

 月例会で、用意しますので是非みて下さい。

 一巻目の写真は、耳に手を当てているお姿の写真です。芹沢先生は、耳に手を当てていろいろなものを聞いている姿です。私達の思いをとにかく聞いてくれる。よく聞いて考えてくれる本当の優しさを感じてしまいます。

 芹沢作品によく出てくる持岡先生、杉先生も、よく人の話しをよく聞き、その人の立場をよく理解してくれる先生でした。持岡先生、杉先生が登場する作品は、持岡先生、杉先生の動きを通して、私達には明確にわかりやすく芹沢先生が表現しようとするものを与えてくれました。持岡先生、杉先生の冷静と言えるわりには、周りの人への優しさ、すばらしさが読者への小説の魅力になっていると思います。
 あり得べき作家の姿ですね。
 今から、思い出せば芹沢先生がこの聞くという事、特に読者の話しを聞くと言うことを作品の中で発表され、実際私を含めて多くの読者、読者でなくても噂を聞いて駆けつけた人達の話を優しく聞いていただきました。
 先生の話を聞いてもらう事によって、多くの読者は救われたことでしょう。そして神様から自然と聞こえてきたお話を私達に直接話してくれ、作品として読ませてくれました。
 『文学は物言わぬ神の意思に言葉を与えることだ』を実践した先生の姿は、まさしく私達の声や神の声を聞いて作品にしている姿だと思います。
 この写真の顔の表情は慈愛に満ちていて、私達をホッとさせます。よくよく見ると、優しさだけではなく、私達の話を聞いて文学に昇華させていく芸術家の意志の強さも読み取れます。
 芹沢光治良という作家の文学精神が表れた写真だと思います。

 ロシア語を読めたら、読後感を書けるのに残念です・・・。

 ところで、『文学は物言わぬ神の意思に言葉を与えることだ』はロシア語でなんというのか?

そこの書かれている場所を見つけました。

 次回更新の時に紹介します。








投稿者: 管理人 日時: 2009年03月08日 09:10
posted by セリブン at 09:10| Comment(2) | 芹沢光治良関係の本

2009年02月25日

答案とその後 山本正夫氏

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愛好会会員の山本正夫氏が、自費出版された

答案とその後

ー共育抄録ー

岡山理科大学での講義内容と講義を受けた学生の授業を受けた意見を書かれている貴重な

教育(著者はあえて共育という用語を用いています。その理由は読めばよくわかります。

 私は、2章に出てくるK・Kさんのレポートに強い印象を受けました。
 K・Kさんは小学校時代の苦しみを的確な言葉で表現しています。唯一の小学校の思い出を、決して楽しい思い出ばかりではなく、その中から「一人の友だちとの出逢い」を記憶の底から呼び出し、肯定的にとらえていくようになったのは、すばらしいと思います。
 子ども時代の思い出を嫌なこと、否定的なこととしてとらえられている学生達が、その現実に目を背けない(文章化するということ)は、自分のアイデンティティを作るためには、必要なことだと思っていました。
 文章化すると単純に書いていますが、学生をその気にさせて、現実を受け入れて文章化している原動力が山本先生の授業だと思います。
 「さあ、君達の子どもの頃の思い出を書きなさい」と指示しても大学生でしたらある程度表面的に形になった文章を書くことができます。
 そうではなくて、自分の過去を受け入れて書く、自分の過去をふまえて書くという行為には、書き手にある視点を持つようにしないと、通り一遍な書き方に終始します。
 それらの視点が無い書き方でも、上手で読みやすいものを書けます。いわゆる評価が高いものは書けるのです。
 ところが、心理的な脱皮(成長)を図っている文章というのは、なかなか書けません。
 先生の授業の記録は、幾つかの視点を授業で提示し、考えさせ、実行しているために、書けるようになっています。(すばらしいことです)
 第4章を見るとそれらの視点は明らかです。

 ところで、山本氏は、私達が当たり前のような言葉の意味をもう一度授業で再吟味し、言葉の持つ本来の意味を明らかにして、授業を進めていきます。言葉というのは、大切なことです。「愛」「人格」などから始まって、学生達の心の眼が開く様が学生達の言葉で書き進められていきます。

 教育関係者は一度読んでいただきたいと思いますが、自費出版で手が入りません。

 もし希望者がいましたら、メールをして下さい。

   メール (クリックして下さい)

 
 

投稿者: 管理人 日時: 2009年02月25日 20:07
posted by セリブン at 20:07| Comment(0) | 芹沢光治良関係の本