6日の来賓は、サロンマグノリアの岡玲子様。芹沢光治良の4女でマグノリアを主宰して、いろいろな講演を企画していただき、その後のお茶を飲みながらの、参加者の方々の話し合いがとても楽しく、ためになります。
ところで、芹沢光治良の遺族を代表してご挨拶してもらいました。「父からのメッセージとしてお伝えしたいことは心から愛好会創立30周年を父もお祝いしたいということです。」岡様は、挨拶の中で芹沢光治良文学愛好会の事を『機織り機』に例えてくれました。「愛好会代表鈴木氏が機織り機で、父とその作品が縦糸でそして私達会員が横糸という連想です。どのような織物を織って歩んで来られましたでしょうか。みなさんご存知でしょう。縦糸も機織り機も無償で人間の高貴な精神織物を一筋に何枚も織り続けてこられたと私は思っています。縦糸はいつも同じですが横糸はいつも違う。作者と読者の織物を手に出来ますのが、読者会であろうと存じますが、父が生前読者の方々の対話を大事にしていました事を思うにつれて会員の皆様に読書会を大事にしていただきたいとお願いしたいと存じます。父が亡くなりまして早13年が過ぎ、14年目に入っています。生前の父をご存知でいらっしゃらない方が愛好会の会員の中で半分くらいいらっしゃいますでしょうか。でも父はあちらの世界から会員皆様に出会っていると私は強く思い感じております。振り返って見ますと私達から離れていった後、父は私達の前に芹沢文学を支えてくれる人を父がこの地球上で知らなかった人を連れてきています。」
岡様の話を聞いているといろいろな縁で芹沢文学から繋がっていくということです。岡様はこの後、どういう人が連れて来られたかお話をされました。芹沢文学から様々な人と繋がっていく。これこそ文学の力でしょう。
岡様の挨拶で、芹沢光治良の文学作品の力を改めて知ることが出来ました。私は、芹沢文学作品のおかげで愛読者の方と知り合い、芹沢作品について話しをする幸せを感じます。
投稿者: 管理人 日時: 2007年10月15日 07:11
2007年10月15日
第6回芹沢光治良愛読者全国交流会報告3
posted by セリブン at 07:11| Comment(0)
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