seri1.jpg unmei6.jpg 芹沢文学読書会 No156 2022年6月222日(水): 芹沢光治良文学愛好会

2023年11月04日

芹沢文学読書会 No156 2022年6月222日(水)

芹沢文学読書会

6月便り

新型コロナウイルスは、まだ続いていますが、共存の発想から外国からの観光客を受け入れつつあります。各国ではマスクも止めていますが、日本では買物や食事ではマスクをしています。重症者や死者が激減していますが、感染した人々の後遺症が長く続き、回復が大変のようです。ワクチンを3回していても感染するようですから、御自愛下さい。

 ロシアの独裁者プーチンのウクライナ侵略が4ヶ月も続いています。ウクライナが反撃

していますが、ロシア軍による爆撃でビルや民家が破壊され、多くの人々が犠牲になっています。 21世紀に、こんなことは許されません。追詰められても、核兵器が使われることがあってはなりません。人類が滅亡することになります何と愚かなことか......

 芹沢文学読書会を続けたいと思います。今回は、参議院選挙が7日に行われるので、3日曜日の717日に変更して行います。体調の良い方は、大分県立図書館へお出掛け下さい。芹沢文学読書会は、随想集『文学者の運命』の随想を二つずつ読み語っています。

 どうぞ、マスクをして気楽にお出掛け下さい。御無沙汰の方も奮って御参加下さい。


芹沢文学読書会156

@日時

717 (午前10~12[*今回は第3日曜日午前です〕

A会場;

大分県立図書館研修室 No.1 [*今回は特別に研修室No.1 です]

B内容T芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am

U芹沢文学読書会 10:10~11:40 11:45~12:00 am 輪読 J

自由に話す。

テキスト随想@「外国語で小説が書けるか」随想A「それでも母国語で書くべきでは

なかろうか」 *随想@は結核闘病中に、フーベル夫人や作家Kに出会い、フランス語で書き始めたと。随想Aはフランス語で小説を書いた田中君のことを書き、母国語の日本文で創作することを勧めたこと。

初出『ノーベル賞文学全集』 (主婦の友社発行の月報。昭和466月、月報 9 

A昭和467月報10

初刊本/『文学者の運命』昭和 48 (1973) 610主婦の友社発行。 69~83頁。

再録『芹沢光治良文学館12平成9(1997)810新潮社発行に収録。 45~52頁。

=次回は、911 (2日曜日午前の予定です


案内通信

No. 156

2022622 ()

(合和4)


◎同封資料随筆『パリの学生達の生活』「パリの主婦たち」芹沢光治良雑誌くそれいゆ

まわり社昭和 27 (1952)31日発行。 19~20頁。 * 前回の続きの随筆です。パリの家庭の主婦は服の流行を追わず、子供の育成に尽力し、大学受験では一緒に勉強をするとか・・・。[資料提供/中村輝子]


芹沢文学・大分友の会

会報 No.155


令和4年(2022)622()


ふじ

155芹沢文学読書会の報告於大分県立図書館・研修室No.5


155回の芹沢文学読書会が、515 ()に大分県立図書館の研修室No.5 で行われました。新型コロナウイルスは、日本でもオミクロン株の変異があれこれと生まれ、6波の流行が中々収束しません。マスクをして読書会は継続しています。今回は、福津の田中さんが参加してくれました。熱心な会員で、芹沢文学読書会は活発に行われました。

芹沢光治良記念文化財団や沼津芹沢文学愛好会のこと、芹沢光治良文学愛好会や芹沢文学愛読者の会のことも近況を報告しました。コロナ禍の中で、継続されています。

 今回のテキストは『文学者の運命』の二随想「ポール・ヴァレリーも書くことは生きることです」でした。『芹沢光治良文学館 12 (平成9810日新潮社発行の36~44頁を輪読しました。「ポール・ヴァレリーも私の恩人であった」には、フランスのパリに留学した芹沢光治良先生は、同じ家に同居していたアカデミー会員のベルソール先生に連れられて、あるサロンで大詩人のポール・ヴァレリーに会ったことを回想します。

「書くことは生きることです」では、一高、東大、留学の頃を回想し、結核闘病で「私

にもまだ一つの可能性の芽がのこっていた」ことを自覚しました。「書くことが生きるこ

とだ」と文学をすることを決意したと回想しています。社会科学者としての道を断念して、

文学者 (作家)の道を決意したのです。もしも、闘病して完治せず、日本に帰国出来ない時

には、フランス語で書こうとも思ったりもしたのです。「国際サナトリウムでは、書くこ

とを励まし、協力してくれた多くの戦友にめぐまれた」と書いています。

 次回も『文学者の運命』の随想二作を読んで行きたいと思います。御参加下さい。

【芹沢文学案内 No.101『サロン・マグノリア岡玲子文集』

 昨年の1121日に「岡玲子様偲ぶ会」が行われました。岡寿里様も帰国され、サロン・マグノリアで挨拶朗読・映像・思い出の言葉・財団について (勝呂奏お礼の言葉 (岡寿里がありました。この時に記念品として『サロンマグノリア岡玲子文集』が贈られました。

内容(目次)は、岡玲子略伝、母をなつかしみつつ、父の「うしろすがた」黒革のカバン、父の思いで、芹沢光治良とフランス、サロン・

マグノリア、希望を遺して逝った父、父の肖像、お文さんも天国へ、父の生誕百二十年に寄せて、皆様「ありがとうございました」家族が助け合った疎開生活、岡玲子著作目録(稿) <サロンマグノリア一岡玲子文集勝呂奏で

す。この記念文集を読むことにより、故岡玲子様を深く偲ぶことが出来ます。

 この64 () 14:00~16:00 「岡玲子様一周忌記念朗読会 “風に鳴る碑から

に鳴る碑へ一彫刻家・向井良吉との交流にふれてー」がサロン・マグノリアで行われました。我入道海岸にある文学碑「風に鳴る碑」の建立者である彫刻家向井良吉様と芹沢光治良先生の書簡の紹介、文学碑 “風に鳴る碑” から小説 “海に鳴る碑” への変遷に関する勝呂

奏先生 (財団代表理事の講演、山中一徳氏の朗読が行われました。登録者30名が参加しま

した。九州の大分からは参加出来ませんでしたが、遠く一周忌を祈念いたしました。

posted by セリブン at 15:22| Comment(0) | 芹沢文学読書会 大分
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: