10月便り
今年の夏は猛暑が続き、 10月になっても、中々秋になりませんでした。金木犀が咲いて、やっと秋の季節になりました。ロシアの独裁者プーチンによるウクライナ侵略戦争が、今も続いています。ところが、今度はガザ地区のイスラム過激派ハマスが、大規模なテロ攻撃をイスラエルに行いました。既に双方で7000 人以上の犠牲者が出ています。ハマスの侵入による人質が210人以上もあり、イスラエルは本格的な反撃をしようとしています。今後の犠牲者が心配されます。こんな戦争はもう嫌ですね。人類は愚かで残虐ですね・・・。
今年度も芹沢文学読書会を継続して行きましょう。読書会は、随想集『文学者の運命』
の随想を二つずつ読み語っています。読書の秋です、お元気に読書会にお出掛け下さい。
第164回・芹沢文学読書会
@日時: 11月12日 (日) 午前10時~12時[*通常は第2日曜日午前です]
A会場: 大分県立図書館研修室 No. 2 [*特別に研修室 No.2 です]
B内容:
〔T〕芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am 自由に話す。
〔U〕芹沢文学読書会 10:10~11:40 11:45~12:00 am 輪読 J ♪
○テキスト随想@「前章でおわらなかった」随想A「小説家の運」
随想@は、大河小説を構想し、仏訳してくれる人が無いが、中国の作家巴金氏が来訪して、是非とも書くことを勧められた。老舎さんが一緒に来たというのは記憶違い・・・。随想Aは、小説家の運と不運に答えて市河彦太郎君を回想し林芙美子さんも回想している。運をのがさないための注意を聞いたと・・・。
初出『ノーベル賞文学全集』(主婦の友社発行) の月報を単行本にする時に、加筆されたもの。
初刊本/『文学者の運命』昭和 48 (1973) 年6月10日主婦の友社発行。全244頁、 680円。
再録/ 『芹沢光治良文学館12』平成9(1997) 年8月10日新潮社発行に再録。 110~119頁。
次回は、 1月14日 (第2日曜日) 午前の予定です。
◎同封資料;随筆「慈しみ合う生活 -新しい「パリ」に想う-」芹沢光治良雑誌<中心〉4月號昭和 27 (1952) 年 4月1日中心社発行。 44~59頁。 *戦後の昭和27(1952)年に依頼されて、中心社友会で講演したものを、抜粋的に担当記者が活字化したようです。昭和26年にスイスで行われた世界ペンクラブの国際大会に参加し、その後にパリに滞在した体験を語ったのです。第二次世界大戦を体験して、パリは大きく変わりました。それに比較して、日本の戦後を批判しています。働くのに余裕が無く、生きる喜びも無いと自省します。政治が悪いと批判し、戦争で得たものも無くなると警告します。[資料提供/中村輝子]
芹沢文学・大分友の会
No.163
和5(2023)年10月24日(火)
☆ 第163回芹沢文学会読書会の報告
9月10日(日)に第163回の芹沢文学会が、大分県立図書館の研修室No5で行われました。
常連の参加者で少数でしたが、熱心に芹沢文学の読書会が行われました。芹沢文学館の頃の会
「芹沢井上文学館会」を参考資料として参加者に渡しました。芹沢光治良記念文化財団か
らお送りいただいた「芹沢光治良ノート (3)』【長編小説などもお渡ししました。今回のテキストも、「文学者の運命』の二随想で、「川端さんの死について」「佳き晩年を」を読み語りました。『芹沢光治良文学館 12』(平成9年8月10日新潮社発行) の 102~110頁を輪読しました。「川端さんの死について」には、川端し1972年4月16日に自殺したと報道されたが、芹沢先生は自殺ではなく事故死だと思います。日本文化研究国際会議に招待する人への依頼に芹沢先生が代わりにパリに出掛けたことが回想されている。「佳き晩年を」には、月報の連載の最後として、「エクリバン」の自覚について語ります。大河小説『人間の運命』はその自覚で書き上げたのです。次回も、『文学者の運命』の二随筆を読み語ります。どうぞ、御参加下さい。
◎令和4(2022)年度芹沢文学・大分友の会会計報告 (2022.9~2023.8)
収入の部
少し遅くなりましたが、会計報告をいたします。御了承下さい。 =
支出の部
前年度繰越7, 554 円
会費収入 10, 690円
寄付収入 10, 990円
テキスト代 1, 200円
計 30, 434円
支出の部
切手代 8, 680円
文具代 3, 469円
コピー代11, 585円
計 23, 734円
会計決算 30,434-23,734=6,700円 (振替 4197+現金2503円)
会計責任小串信正会計監査中村輝子
【現状と反省点】
@芹沢文学大分友の会として「芹沢文学読書会」を27年間継続しました。佐々木誠さんが入会されました。会員数は11名になっています。芹沢文学研究会と兼ねる会員は9名です。読書会への参加者は約4~7名で行っています。何か工夫して新入会員を増やしていかねばなり
ません。どうぞ、新会員をお誘い下さい。読書会への御意見をお寄せ下さい。
A熱心な会員の篤志の寄付で、年会費を1200円に維持しています。読書会には参加出来ないが、通信会員として継続してくれている人々もいます。次年度も、会報を年6回発行し、読書会を奇数月に年6回は継続して行きたいと思います。今後も御協力をよろしくお願いします。
○令和5(2023) 年度の年会費の納入をお願いします(振替や持参で)。
9月から新年度になりました。年会費の納入をお願いいたします。篤志者の寄付により今年度の年会費も1200円に止めていますので、納入をお願いいたします。読書会に持参するか、同封の郵便振替の払込取扱票にて納入して下さい。寄付も受入れますが、無理をされないように。芹沢文学研究会の会員の方で、芹沢文学・大分友の会にも入会いただいている方々にも会員の継続をお願いいたします。昨年度の年会費が未納の方が2名います、 2年分を納入して下さい。 *どうしても退会されます方は、ハガキ等にて御一報下さい。