seri1.jpg unmei6.jpg 12月18日(日)読書会でした。: 芹沢光治良文学愛好会

2022年12月20日

12月18日(日)読書会でした。

テキストは、『巴里よ・さようなら』昭和811月號 現代 講談社発行でした。芹沢先生デビューしたての作品です。どの短編集にも入っていない作品です。次女の朝子さんも初めて出会い、喜んでいました。

 この作品は、芹沢先生の日頃の作品とは内容が違います。

 芹沢先生が発表された年の約40年前にデビューした森鴎外の『舞姫』に似ているところがあります。

 この2つの作品は乱暴なあらすじで言えば、留学先に女性と出会い、男と女の関係になり、親友によって、2人の関係が壊れると言う事です。

 2つの作品の構成は、同じです。『舞姫』の豊太郎の自我の変遷について、良く言及されますが、『巴里よ・さようなら』は、女性のフランス人マルタの自我の動きに目を奪われます。

 読書会では、留学生竹内が言った「ピューリタン」の使い方に話しが盛り上がりました。どんな意味で、又はその使われ方など、笑いが出る和やかな雰囲気で話されました。

 楽しかったです。


 簡単な報告です。


 最後にマルタと同じ20代の女性は、どんな感想を持ったか、微笑みながら知りたいと発言がありました。

 瞬間静かにらなり、また笑いながら「誰もわからないよね」20代女性はいないんですよね。


 このまま、有志は串カツ屋さんに移動。乗りは、10代の私は、フランス精神 自由、平等、友愛で厳密に各自同じ本数になるように、オーダーしていましたが、酒が進むと各自、食べたい、飲みたい量で収まり(不平等と感じない)、また、次回の読書会で会おうと盛り上がる友愛の精神を発揮しました。

posted by セリブン at 16:47| Comment(0) | 月例会
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