seri1.jpg unmei6.jpg 芹沢文学愛読者短信第223号: 芹沢光治良文学愛好会

2021年03月29日

芹沢文学愛読者短信第223号

芹沢文学愛読者の会

第22回猪俣さんちのコンサートを終えて

猪俣典子、猪俣恵

昨年、延期になってしまった『第22回猪俣さんちのコンサート』を、3月13日(土曜日)午後1時30分から名古屋市みどり文化小劇場で開催いたしました。
 当日早朝の豪雨と雷も、会場入りした午前9時には傘も必要ないほどの子雨になりました。

第一部は、猪俣典子の歌で、
山田耕作が10歳から13歳まで過ごした自営官での生活の思い出を、北原白秋が詩化された『からたちの花』。
 北原白秋に20数年にわたり師事し、芸術的にも人間的にも白秋の影響を多分に受けた薮田義雄が作詞し、中田喜直が作曲した『ぎんなん』。
 最後は北原白秋が新民謡として書き上げ、山田耕作が作曲した『松島音頭』を歌わせていただきました。

次に、バイオリンの演奏でアルビノーニ作曲『アダージョ』を、お客様の結婚をきっかけに65歳の時からバイオリンを始められた鬼頭國ニさん87歳が、奥様のピアノ伴奏で演奏されました。

第一部の最後は、小学2年生の山崎春花ちゃんのピアノで、ブルグミュラー作曲の『アラベスク』 『バラード』。

アカペラの歌で『ひな祭り』が歌われ、アンコールとして『1人の手』を歌ってくれました。

第二部は猪俣恵のミニピアノリサイタルで
様々な作曲家が音楽について学ぶ教材として用いた『平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番』よりプレリュードから始まり、続いてショパンの男性的な情熱に満ちた『スケルツオ第3番』。
 リストが愛しい娘を送った『巡礼の年第1年スイスよりジュネーブの鐘』。
 シューマンが結婚式の前日に端クララに捧げた角復讐の最初の曲を、リストがピアノ独奏ように編曲した『献帝』を演奏しました。
 そしてアンコールに山田広作がピアノ独奏ように編曲した『ピアノのためのからたちの花』を演奏させていただき、『からたちの花』で始まり『からたちの花』で終わったコンサートとなりました。
 芹沢文学の方から11名いらしていただき、さらに50名ほどのお客様の温かく、優しい雰囲気の中で私たちは、多くの気づきをいただきました。
 そして希望や目標を新たにし、前進する力をいただきました。
 ありがとうございました。

 猪俣さんちのコンサートに行ってきました。        安井恵美子

 毎年『芹沢文学愛読者新年会』の午後の1時には、猪俣理子さん、恵さんの歌とピアノによるミニコンサートが目の前で聴けるとあって大好評です。それが今年はコロナか禍で新年会が中止になり実現しませんでした。
 猪俣理子さん愛美さん親子は、名古屋に住んでおられた頃から、毎年『ピアノと声楽の教室』の皆様様の発表の場として『井本さんちのコンサート』を開催してくれました。それが昨年はコロナ禍で中止となりました。
 今年も危ぶまれていましたが、内容を大幅に変更して3月13日に実現しました。
 第一部は猪俣理子さん。えんじ色の着物すっきりとお召しになって舞台に立ち、ホールに響き渡る豊かな声量と歌唱力で聴く人を魅了しました。歌の間のトークは作曲家のエピソードなどが入り場内が和みました。
 第二部は音楽大学ピアノ科3年生の愛美さん。マイクを手にして曲の成り立ち、聴きどころをわかりやすく、爽やかに伝えてくださりながらの演奏は、若々しく、熱いものが伝わってきて充実したミニピアノリサイタルでした。
 この日は、芹沢文学愛好会家の皆様にも会場でお会いでき、嬉しいプレゼントまでいただいたような幸せなひとときでした。

 『市場新年会3分間スピーチ『読みました』
お寄せいただいた感想
皆様の1年間の思い出、仕事などに頷いたり重ねたりして、新年会に入るような気持ちになりました。

紙上新年会いいですね。皆さんに会ってスピーチ聞いているみたいです。

何か一気に読んでしまうのがもったいないよー、惜しんでいます。

表紙を見て心にポットランプが灯り、温かい気持ちになってスピーチ聴き始めました。

何度も読み返し、皆様方のお顔を思い出しながら、励まされています。

素敵な冊子となり嬉しくて、友達に回して読んでもらっています。

『よくもまあくるまでに』と冊子を撫でています。

読み進みますと、皆様のお顔や声、姿が浮かんできて言葉を文字をしているような気持ちになりました。

新年会に出席している思いで読んで、読み返しています。

文字もレイアウトも、上をイメージさせるレトロな雰囲気。我々世代にぴったりです。いつもの会場でお話を聞いているようです。

なんと素敵な方々なのか、スピーチに学ぶことばかり。心のそこから湧き上がる喜びにしたっています。

思っていたより立派な冊子で、作っていただいた方々に、厚く御礼を申し上げます。

お一人お一人の同性もわかって、教えられたり、反省したりしました。

コロナで中止になった本年、これはいつまでも残る皆様の言葉集です。

皆様の息遣いを感じられるこの冊子は、外にない暖かさを感じました。聞いた事はすぐ忘れるこの頃、書くこと読むことで楽しむことができます。

posted by セリブン at 12:22| Comment(0) | 芹沢文学愛読者の会 名古屋
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