seri1.jpg unmei6.jpg 芹澤文学読書会 No136 案内通信136: 芹沢光治良文学愛好会

2019年03月19日

芹澤文学読書会 No136 案内通信136


芹沢文学

読書会

a@1362019221()(平成31)

便     −−(うぐいす)の 初鳴(はつな) (うれ)し… (あさ)散歩(さんぽ)  松林庵主人−−

    

今年は暖冬で国東半島では初雪はありましたが、積雪がありません。もう雨水で、雪は雨として降っています。もう春です、梅が咲き、菜の花も満開です。

お元気にお過ごしのことと思います。芹沢文学読書会を続けて行きます。都合をつけ

御出席下さい。鈴木吉維さんの評論集『芹沢光治良 救済の文学』(おうふう発行)を一応読み

ましたが、各自で、ゆっくりと再読して下さい。

  この3月23日は、芹沢光治良先生の26年目(27回忌)の命日になります。今年の地

元沼津市の光治良忌は3月10日に開催されるとのこと芹沢文学読書会と同じ日に

なりましたので、読書会の始めに一緒に黙禱したいと思います参加されなかった方は

3月23日に各自で黙禱して下さい。芹沢先生が逝去されて、もう26年も過ぎたのかと

いう感慨があります。外国に紹介されて来ていますが、もっと国内で高く評価されねば

ならないと思います。それを願って、読書会を継続したいと思っています。

無沙汰の方々も、奮ってお出掛け下さい。新しい方も歓迎いたします、お誘い下さい。



第136回 ・ 芹 沢 文 学 読 書 会   

 @日時; 3 月 10 ()午前10時〜12*原則的には奇数月の第2日曜日午前〕

 A会場;  大分県立図書館  研修室 *会場/今後は原則的には研修室5です〕

B内容; 〔T〕芹沢文学に関する話題や情報   10:0010:15 am

   〔U〕芹沢文学読書会  10:1512:00 am  司会担当 小串 信正

  ○テキスト 随筆@ノーベル賞候補者夫人、随筆A春の来ない冬と春の来

る冬*随筆@は、昭和43年に書かれたものと思われますが、昭和26年の夏に、ペンクラブ

国際大会の後にレーザンを訪ねた時の回想の随筆です。ノーベル平和賞の候補になったボーチェ

博士の夫人のこと、随筆Aは、中軽井沢の山荘で再会したA夫人のことなどが書かれています。  

初出/@は<ひろば>と思われるが不明、Aは昭和53年冬季<ひろば80>に発表されたもの。

  刊行/随想集『こころの波』昭和57(1982)1015日に新潮社から発行されました。

  再録/『芹沢光治良文学館12(平成91998810日 新潮社発行)361372に再録。

                   =次回は、512()午前の予定です=

◎同封資料 ;評論この悲しみをこえる怒りは芹澤光治良雑誌<改造>1954(昭和29)71日発行緊急特集「忘民・暴力政治への憤怒」 *63日の衆議院での乱闘事件を暴力政治として特集が組まれ、各界の識者に批判の評論を集めて掲載したもの。芹沢先生の戦後政治への厳しい批判の一文。このような、直接的な政治批評は珍しいので、同封資料として提供します。御一読下さい。現在の議会も余り変わらないと思われます……。表紙と目次も縮小して収録。本文は拡大×1.22  
〔資料提供中村輝子〕


芹沢文学・大分友の会              メールする  にこにこ   温泉

           連絡先 :  872-1651 大分県国東市

メール



芹沢文学・大分友の会             平成31(2019)221()


   会 報  135                編集・文責 小串(おぐし) (のぶ)

(


☆第135 回・芹沢文学読書会の報告大分県立図書館・研修室5  ♩ ♪ ♫ ♬


新年の1月13()の午前10時から大分県立図書館の研修室5で第135回・芹沢


文学読書会を行いました。いつもの熱心な会員が集いました。中村さんが、夏目漱石(金之


)の旧制第一高等中学校の論理学の成績が記録されていた手帳が発見されたことが報道され


た新聞記事を持参して話題になりました。これは松本源太郎教授がメモしていたもので、郷


里の福井県越前市に曾孫が寄託して確認されたのです。金之助は大変優秀な成績でした。


今回の読書会は、鈴木吉維著『芹沢光治良 救済の文学』(おうふう発行)の続き第三章『巴里に


死す』と太平洋戦争、第四章 戦後再出発の原点―「死者との対話」を中心に、第五章『人間


の運命』にみる貧困と格差、第六章 神シリーズと救済を語りました。要点や注目点を挙げな


がら、検討しました。芹沢文学作品を「救済」をテーマにして、系統的に論述していて、研


究論文として優れていると思います。大河小説『人間の運命』や晩年の連作も論じられてい


ます。芹沢文学としては、もっと膨大な作品があるのですが、主要作品を概論的に批評して


います。二回では十分に論じられませんでしたので、各自でゆっくりと再読して下さい。


 会の後、県立図書館の椿カフェにて、「新年会」として昼食の会食をして語らいました。


○芹沢光治良文学愛好会の例会が3月で第500!大変な偉業です!!  手(チョキ) 飛行機 ✪ ✡


私小串が、昭和52(1977)年7月に「芹沢文学館・東京友の会(月例会・芹沢文学研究会)」と


して発会した「芹沢光治良文学愛好会」が、この3月17日に、何と第500回を達成します。


都合で、大分県(国東町)の実家に回帰するために、鈴木春雄夫妻に引継ぎましたが、よくぞ継


続してくれました。現在は、病気療養のために、豊田英文さんに引継がれていますが、当日


の例会の後に記念の茶会を持つとのこと。この記録は、日本だけでなく世界的にも、稀有な


偉業で、個人的な作家の読書会としてはギネスブックに登録されても良いほどだと思います。


【芹沢文学案内 85『巴里に死す・愛と死の書』筑摩書房発行 現代日本名作選ハート(トランプ)クラブ


 筑摩書房版の現代日本名作選が企画され、芹沢光治良も2つの長編小説『巴里に死す』


『愛と死の書』が選ばれ、単行本『巴里に死す・愛と死の書』として戦後の昭和28年1月


20日に発行されました。巻頭に著者の写真、巻末に河上徹太郎の「解説」も収録されて








『巴里に死す・愛と死の書』


います。全228頁。装幀 恩地孝四郎。



長編小説は二段組で、『巴里に死す』は1124頁、『愛と死の書』は125223頁に収録されています。「解説」は225228頁ですが、『巴里に死す』については、「インテリ家庭婦人の愛情の様相と限界といつたものを描いてゐる」、「彼女[宮村伸子]は、その一途な愛情の美と、やや融通のきかないエゴイズムとによつて、貞淑な家庭夫人であると共に、相手の男性次第で手に負へぬ愚妻にもなり得るといふ、紙一重の存在として描かれてゐる所に、この作品の狙ひと興味がある譯である。」と批評されています。『愛と死の書』については、「こ


の作品はやはり外國生活もしたことのあるインテリ夫人が次々に三人の肉身[?]を失つて


行くその情愛がテーマである。」、「現在の文壇で最も知的で、合理主義者であるこの作者にし


て、この神秘主義的な言があるのは、即ちこの作品に彼が個人的感慨を以て打ち込んでゐる證


據である。」と論評しています。 このような単行本が、筑摩書房より出版されているのです。



まさ

)




posted by セリブン at 10:07| Comment(0) | 芹沢文学読書会 大分
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