seri1.jpg unmei6.jpg 芹沢光治良文学愛好会

2023年11月04日

芹沢文学読書会 No153 2021年12月19日(日)

新型コロナウイルスが日本では激減!

また新しい変異型のオミクロン株が世界的に大流行していま

す。この冬に第6波の流行となることが心配されています。

もうコロナ禍は、ここらで終息して欲しいものです。コロナウイルスもインフルエンザの

ようになり、共存して行くしかないでしょうが、平常な生活が回復することを願います。

コロナ禍ですが、マスクしアルコール消毒もして芹沢文学読書会を続けたいと思います。

芹沢光治良記念文化財団が主催して、 1121日にサロンマグノリアで「岡玲子様

ぶ会」が行われました。午前と午後に分けて行われ、総勢60名が参列したようです。代表

理事の勝呂奏氏の挨拶、朗読、ビデオ放映、思い出の言葉、岡寿里様のお礼等があり、『サ

ロン・マグノリア岡玲子文集ー』が贈られました。また、来年の21日に中野区立

中野東図書館が開館し、その中に「芹沢光治良特別展示室」が開設されるそうです。沼津

市芹沢光治良記念館も継続して企画展も開催されています。今後も芹沢光治良記念文化

財団を中心に、地方の友の会 ( 読書会も芹沢文学を顕彰し愛読して行きましょう。

どうぞ、読書会へ気楽にお出掛け下さい。御無沙汰の方も奮って御参加下さい。

153回・芹沢文学読書会

@日時: 116 (午前10~12[今回は特別に第3日曜日午前です]

A会場大分県立図書館研修室 No.5 [会場/平常は研修室 No.5 です]

B内容[I]芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am 自由に話す。

U芹沢文学読書会 10:10~11:40 11:45~12:00 am 質問会 J 

テキスト随想@「作家と生活」随想A「文学志望」 *随想集『文学者の運命』

の二作品ずつを読み語る。テキストは初刊本か再録『芹沢光治良文学館12』を持参下さい。

初出『ノーベル賞文学全集』(主婦の友社発行の月報。@昭和4512月、A昭和461

初刊本 / 『文学者の運命』昭和48610主婦の友社発行。 21~36頁。

再録『芹沢光治良文学館12 (平成9810新潮社発行に収録。 20~27頁。

=次回は、令和 4 (2022)313(午前の予定です。

庵主人

5

花か

同封資料追悼号への挨拶『五島茂様』芹沢光治良月刊誌<立春〉五島美代子追悼号

53(1978)71日発行。 *歌人の五島美代子氏が亡くなられ、歌誌く立春〉の追悼号に原稿を書いて

いと依頼されて寄稿した一文です。岡本かの子と対比して回想しています。御一読下さい。


芹沢文学・大分友の会

会報 No.152

令和3(2021)1219()


152回・芹沢文学読書会の報告大分県立図書館・研修No.6


1114()に大分県立図書館の研修室 No.6 で、152回の芹沢文学読書会が行われ

ました。変異型のオミクロン株が、全世界で大流行していて、日本でも第6波の流行が

心配されています。ウイルスへの対応を続けながら、芹沢文学読書会を継続しています。

令和3 (2021) 年度の年会費を納入してもらいました。年度の始めが遅くなりました。

今回の芹沢文学読書会の参加者は、金さんも参加して5名でしたが、熱心に行われました。テキストは新しく『文学者の運命』の二随想、「ある質問に」と「文学と天才教育」

を読み語りました。『芹沢光治良文学館12(平成9810新潮社発行 11~19頁を

輪誌。「ある質問に」には幼少期の勉強や読書についての回想が書かれていて、両親が

天理教の信仰で全財産を神に捧げて故郷を去り、祖父母の元に残して行ったのを「父母に

すてられた」と傷つきました。家は貧困となり、教科書以外の本は買えず、小学校に入学

してからは家では全く勉強はしなかったとのこと。「文学と天才教育」では「中学進学の

こと」、「すばらしい親が迎えに来るという空想等が書かれていました。

次回も『文学者の運命』の随想二作を読んで行きたいと思います。御参加下さい。

令和3(2021)年度の年会費が未納の方は納入をお願いします(振替で)

9月から新年度になりました。未納の方の年会費の納入をお願いいたします。篤志者の

寄付により今年度の年会費も1200円に止めていますので、納入をお願いいたします。同封の

郵便振替の払込取扱票にて納入して下さい。寄付も受入れますが、無理をされないように。

芹沢文学研究会の会員の方で、芹沢文学・大分友の会にも入会いただいている方々にも会員

の継続をお願いいたします。 2年分を振込まれることも受入れます。

*どうしても退会されます方は、ハガキ等にて御一報下さい。

【芹沢文学案内 No.98『サロン・マグノリア一岡玲子文集』

芹沢光治良記念文化財団主催の「岡玲子様偲ぶ会」が、 1121日にサロンマグノリで行われました。この時に配布された岡玲子様の遺稿集『サロンマグノリア岡玲子文集』を紹介いたします。目次岡玲子略伝 (岡寿里文集「母をなつかしみつつ」「父の「うしろすがた」」「黒革のカバン」「父の思いで」「父芹沢光治良とフランス」「サロン・マグノリア」「希望を遺して逝った父」「父の肖像」「お文さんも天国へ」「父の生誕百二十年に寄せて」「皆様「ありがとうございました」」「家族が助け合った疎開生活」岡玲子著作目録(稿〈サロン・マグノリア岡玲子文集〉に寄せて(勝呂奏)1121日発行。 A555頁の冊子で表紙のカバー絵は田中美佐江さんのもの。

岡玲子著作目録から、未収録の多くの随筆があり、掲載誌未詳または未発表のエッセイ二作と小説二作があるようです。

『サロン・マグノリ』の表紙

読みたい方は、芹沢光治良記念文化財団に入会して、文集を申込み下さい。

[〒164-0003 東京都中野区東中野 5-8-3 URL http://serizawa-kojiro.com]

posted by セリブン at 15:39| Comment(0) | 芹沢文学読書会 大分

芹沢文学読書会 No156 2022年6月222日(水)

芹沢文学読書会

6月便り

新型コロナウイルスは、まだ続いていますが、共存の発想から外国からの観光客を受け入れつつあります。各国ではマスクも止めていますが、日本では買物や食事ではマスクをしています。重症者や死者が激減していますが、感染した人々の後遺症が長く続き、回復が大変のようです。ワクチンを3回していても感染するようですから、御自愛下さい。

 ロシアの独裁者プーチンのウクライナ侵略が4ヶ月も続いています。ウクライナが反撃

していますが、ロシア軍による爆撃でビルや民家が破壊され、多くの人々が犠牲になっています。 21世紀に、こんなことは許されません。追詰められても、核兵器が使われることがあってはなりません。人類が滅亡することになります何と愚かなことか......

 芹沢文学読書会を続けたいと思います。今回は、参議院選挙が7日に行われるので、3日曜日の717日に変更して行います。体調の良い方は、大分県立図書館へお出掛け下さい。芹沢文学読書会は、随想集『文学者の運命』の随想を二つずつ読み語っています。

 どうぞ、マスクをして気楽にお出掛け下さい。御無沙汰の方も奮って御参加下さい。


芹沢文学読書会156

@日時

717 (午前10~12[*今回は第3日曜日午前です〕

A会場;

大分県立図書館研修室 No.1 [*今回は特別に研修室No.1 です]

B内容T芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am

U芹沢文学読書会 10:10~11:40 11:45~12:00 am 輪読 J

自由に話す。

テキスト随想@「外国語で小説が書けるか」随想A「それでも母国語で書くべきでは

なかろうか」 *随想@は結核闘病中に、フーベル夫人や作家Kに出会い、フランス語で書き始めたと。随想Aはフランス語で小説を書いた田中君のことを書き、母国語の日本文で創作することを勧めたこと。

初出『ノーベル賞文学全集』 (主婦の友社発行の月報。昭和466月、月報 9 

A昭和467月報10

初刊本/『文学者の運命』昭和 48 (1973) 610主婦の友社発行。 69~83頁。

再録『芹沢光治良文学館12平成9(1997)810新潮社発行に収録。 45~52頁。

=次回は、911 (2日曜日午前の予定です


案内通信

No. 156

2022622 ()

(合和4)


◎同封資料随筆『パリの学生達の生活』「パリの主婦たち」芹沢光治良雑誌くそれいゆ

まわり社昭和 27 (1952)31日発行。 19~20頁。 * 前回の続きの随筆です。パリの家庭の主婦は服の流行を追わず、子供の育成に尽力し、大学受験では一緒に勉強をするとか・・・。[資料提供/中村輝子]


芹沢文学・大分友の会

会報 No.155


令和4年(2022)622()


ふじ

155芹沢文学読書会の報告於大分県立図書館・研修室No.5


155回の芹沢文学読書会が、515 ()に大分県立図書館の研修室No.5 で行われました。新型コロナウイルスは、日本でもオミクロン株の変異があれこれと生まれ、6波の流行が中々収束しません。マスクをして読書会は継続しています。今回は、福津の田中さんが参加してくれました。熱心な会員で、芹沢文学読書会は活発に行われました。

芹沢光治良記念文化財団や沼津芹沢文学愛好会のこと、芹沢光治良文学愛好会や芹沢文学愛読者の会のことも近況を報告しました。コロナ禍の中で、継続されています。

 今回のテキストは『文学者の運命』の二随想「ポール・ヴァレリーも書くことは生きることです」でした。『芹沢光治良文学館 12 (平成9810日新潮社発行の36~44頁を輪読しました。「ポール・ヴァレリーも私の恩人であった」には、フランスのパリに留学した芹沢光治良先生は、同じ家に同居していたアカデミー会員のベルソール先生に連れられて、あるサロンで大詩人のポール・ヴァレリーに会ったことを回想します。

「書くことは生きることです」では、一高、東大、留学の頃を回想し、結核闘病で「私

にもまだ一つの可能性の芽がのこっていた」ことを自覚しました。「書くことが生きるこ

とだ」と文学をすることを決意したと回想しています。社会科学者としての道を断念して、

文学者 (作家)の道を決意したのです。もしも、闘病して完治せず、日本に帰国出来ない時

には、フランス語で書こうとも思ったりもしたのです。「国際サナトリウムでは、書くこ

とを励まし、協力してくれた多くの戦友にめぐまれた」と書いています。

 次回も『文学者の運命』の随想二作を読んで行きたいと思います。御参加下さい。

【芹沢文学案内 No.101『サロン・マグノリア岡玲子文集』

 昨年の1121日に「岡玲子様偲ぶ会」が行われました。岡寿里様も帰国され、サロン・マグノリアで挨拶朗読・映像・思い出の言葉・財団について (勝呂奏お礼の言葉 (岡寿里がありました。この時に記念品として『サロンマグノリア岡玲子文集』が贈られました。

内容(目次)は、岡玲子略伝、母をなつかしみつつ、父の「うしろすがた」黒革のカバン、父の思いで、芹沢光治良とフランス、サロン・

マグノリア、希望を遺して逝った父、父の肖像、お文さんも天国へ、父の生誕百二十年に寄せて、皆様「ありがとうございました」家族が助け合った疎開生活、岡玲子著作目録(稿) <サロンマグノリア一岡玲子文集勝呂奏で

す。この記念文集を読むことにより、故岡玲子様を深く偲ぶことが出来ます。

 この64 () 14:00~16:00 「岡玲子様一周忌記念朗読会 “風に鳴る碑から

に鳴る碑へ一彫刻家・向井良吉との交流にふれてー」がサロン・マグノリアで行われました。我入道海岸にある文学碑「風に鳴る碑」の建立者である彫刻家向井良吉様と芹沢光治良先生の書簡の紹介、文学碑 “風に鳴る碑” から小説 “海に鳴る碑” への変遷に関する勝呂

奏先生 (財団代表理事の講演、山中一徳氏の朗読が行われました。登録者30名が参加しま

した。九州の大分からは参加出来ませんでしたが、遠く一周忌を祈念いたしました。

posted by セリブン at 15:22| Comment(0) | 芹沢文学読書会 大分

第162回 芹沢文学読書会 6月便り 2023年6月24日

案内通信

No. 162

2023624 ()

(5)

芹沢文学読書会

6月便り

梅雨の季節となり、その晴れ間には暑い日々が続いています。お元気にお過ごしのことと思います。新型コロナウイルスの感染は収束していませんが、日本は5類として責任放棄しています。インフルエンザも流行っています。各自で養生して下さい。

 ロシアの独裁者プーチンによる隣国ウクライナへの侵略戦争が続いて、両軍の犠牲者が多く出ています。世界各国からの支援や NATO からの武器の提供で、ウクライナ軍の反攻が始まっています。ロシア軍は苦戦して、ダムまでを破壊しました......

 芹沢文学読書会を継続していきます。芹沢光治良先生没後30年になりました。改めて、

芹沢文学を愛読して行きましょう。読書会は、随想集『文学者の運命』の随想を二つずつ

読み語っています。暑い日々ですが、養生をして、お元気に読書会にお出掛け下さい。

御無沙汰の方も、どうぞ気楽に御参加下さい。新入会者も歓迎します。


162芹沢文学読書会

@日時; 7  9 (午前10~12[*通常は第2日曜日午前です]

A会場;大分県立図書館研修室 No. 5 [*通常は研修室 No.5 です]

B内容[I]芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am 自由に話す。

[U]芹沢文学読書会 10:10~11:40      

         11:45~12:00 am 輪読♪

テキスト@「作家は書けなければ死に等しい」随想A「風になやんだ日々」

*随想@は、戦時中に文芸家協会や日本ペンクラブが解散し、上海や軍艦に乗るように依頼されたが結核で^_^免除された。荒木君から書斎の整理を助言された・・・・・・。随想Aには、三木清の来訪、東京空襲、沓掛の

山荘に疎開、野菜作り、穴掘り仕事の強制、清書やキリスト伝の読書。風に悩まされたりして戦争に耐えた。i

初出『ノーベル賞文学全集』(主婦の友社発行の月報。@昭和476月、月報 21 A昭和477月、月22

初刊本『文学者の運命』昭和 48 (1973)610主婦の友社発行。244頁、 680円。

再録『芹沢光治良文学館12平成9(1997)810新潮社発行に再録。 94~102頁。

=次回は、910 (2日曜日午前の予定です。

◎同封資料随筆「旅に想う」芹沢光治良雑誌くそれいゆ > 秋の号昭和35(1960) 815日ひまわり社発行。随筆「秋」 130~131頁。拡大×1.30 *敗戦後15年たって、日本でも旅行が流行している。戦後にヨーロッパを旅行して、外国の若者達は夏休みに外国旅行をすることから、多くのことを学んでいると知る。日本は海で隔てられていて外国旅行出来ないことを心配している。


[資料提供/中村輝子]


令和5(2023)624 ()

編集・文責小串

芹沢文学大分友の会

No.161

会報

ふじ

161芹沢文学読書会の報告於大分県立図書館・研修室No.5

514()に大分県立図書館の研修室No.5 で、161回の芹沢文学読書会が行われまし

た。参加者は少数でしたが、熱心に芹沢文学の読書会が行われました。

今回のテキストも、『文学者の運命』の二随想で、「小説とはやくざの業か」「闘病生活を

「すてた日」を読み語りました。『芹沢光治良文学館 12 (平成9810日新潮社発行 85~93

「小説とはやくざの業か」では、渡仏して、ルクリュー家と親しんで、多くの作家や芸術家と交流しました。

「私はデュルケイム学派の経済学を勉強したので、マルキストでもなく、共産革命に加担できない」とて「創作が聖業であると信じ」て詩のような短編小説を書いていましたが、中国戦線を取材しようと決意します。「闘病生活をすてた日」では、訪ねた北京ではジャックには会えなかった。取材して長編小説『愛と死の書』が書けそうに思われた。しかし、太平洋戦争に始まると、中野署に呼び出されましたが、百武源吾海軍提督との交流を語り、解放されました。戦争中には創作は出来ませんでした・・・・・。

次回も、『文学者の運命』の二随筆を読み語ります。どうぞ、御参加下さい。

令和4(2022)年度の年会費が未納の方は納入下さい (振替や持参で)

新年度になりました。年会費未納の方は納入をお願いいたします。篤志者の寄付により今年度の年会費を1200円に止めています。読書会に持参するか、同封の郵便振替の払込取扱票にて納入して下さい。寄附も受入れますが、無理をされないように。芹沢文学研究会の会員の方で、芹沢文学大分友の会にも入会いただいている方々にも会員の継続をお願いいたします。 *どうしても退会されます方は、ハガキ等にて御一報下さい。

【芹沢文学案内 No.106武人百武源吾大将と文人芹沢光治良


芹沢光治良夫妻は、大正14年の秋に結婚して、一緒にフランスのパリに遊学しました。石丸助三郎氏の紹介があったものと思いますが、百武源吾大佐(少将)と出会い、義兄弟の契りを結びました。武人と文人との生涯にわたる交流が始まったのです。その交流は、大河小説『人間の運命』の黒井閣下として登場させて創作しているのです。石井稔著『異色の提督百武源吾』に寄せた芹沢先生の「序」には、「百武閣下のことを思うと、いつも人間の出会いについて、運命ということを考えることになる。」と書き始めています。月報「風になやんだ日々」に、昭和19年秋の夜に百武提督が来訪し、書棚の洋書を書庫に入れ、アランとロランの胸像は庭に埋めるように注意されました。疎開も勧められ、「生きのびる努力をせよ」と忠告されたことを書いています。百武源吾氏は、明治15 (1882)128日に佐賀県の本荘村に父百武庭藏と母茂の五男として生まれました。父は士族 (足軽でしたが、十人の子を苦労して育てました。海軍兵学校を主席で卒

業して、厳島• 三笠に乗組み少尉として日露戦争に出撃。明治44年に海軍大学校に入学し、大正4年に米国駐在。語学や米国海戦史を学び、各地を旅行見聞し、「日米闘うべからず」と実感しました。6年に中佐で海軍大学校教官。多摩・春日艦長。同13年に海軍軍令部出仕、パリへ出張し芹沢光治良氏に出会うのです。ロンドン条約の条約派として敗退。舞鶴・佐世保横須賀港の司令長官(中将)となるも、大将として太平洋戦争に反対し予備役へ。昭和20年に求められて九州帝国大学総長。敗戦後は静岡県の都田に隠棲し農牧生活。昭和51(1976)115日に (94)

posted by セリブン at 14:37| Comment(0) | 芹沢文学読書会 大分

芹沢文学読書会 No164 2023年10月24日

10月便り

今年の夏は猛暑が続き、 10月になっても、中々秋になりませんでした。金木犀が咲いて、やっと秋の季節になりました。ロシアの独裁者プーチンによるウクライナ侵略戦争が、今も続いています。ところが、今度はガザ地区のイスラム過激派ハマスが、大規模なテロ攻撃をイスラエルに行いました。既に双方で7000 人以上の犠牲者が出ています。ハマスの侵入による人質が210人以上もあり、イスラエルは本格的な反撃をしようとしています。今後の犠牲者が心配されます。こんな戦争はもう嫌ですね。人類は愚かで残虐ですね・・・。

 今年度も芹沢文学読書会を継続して行きましょう。読書会は、随想集『文学者の運命』

の随想を二つずつ読み語っています。読書の秋です、お元気に読書会にお出掛け下さい。

164回・芹沢文学読書会


@日時: 1112 (午前10~12[*通常は第2日曜日午前です]

A会場大分県立図書館研修室 No. 2 [*特別に研修室 No.2 です]

B内容:

T芹沢文学に関する話題や情報 10:00~10:10 am 自由に話す。

U芹沢文学読書会 10:10~11:40         11:45~12:00 am 輪読 J 

テキスト随想@「前章でおわらなかった」随想A「小説家の運」

随想@は、大河小説を構想し、仏訳してくれる人が無いが、中国の作家巴金氏が来訪して、是非とも書くことを勧められた。老舎さんが一緒に来たというのは記憶違い・・・。随想Aは、小説家の運と不運に答えて市河彦太郎君を回想し林芙美子さんも回想している。運をのがさないための注意を聞いたと・・・。

初出『ノーベル賞文学全集』(主婦の友社発行の月報を単行本にする時に、加筆されたもの。

初刊本/『文学者の運命』昭和 48 (1973) 610主婦の友社発行。244頁、 680円。

再録『芹沢光治良文学館12平成9(1997) 810新潮社発行に再録。 110~119頁。

次回は、 114 (2日曜日午前の予定です。


同封資料;随筆「慈しみ合う生活 -新しい「パリ」に想う-芹沢光治良雑誌<中心〉4月號昭和 27 (1952)  41中心社発行。 44~59頁。 *戦後の昭和27(1952)年に依頼されて、中心社友会で講演したものを、抜粋的に担当記者が活字化したようです。昭和26年にスイスで行われた世界ペンクラブの国際大会に参加し、その後にパリに滞在した体験を語ったのです。第二次世界大戦を体験して、パリは大きく変わりました。それに比較して、日本の戦後を批判しています。働くのに余裕が無く、生きる喜びも無いと自省します。政治が悪いと批判し、戦争で得たものも無くなると警告します。[資料提供/中村輝子]



芹沢文学・大分友の会


No.163

5(2023)1024()


☆ 163回芹沢文学会読書会の報告

910()に第163回の芹沢文学会が、大分県立図書館の研修室No5で行われました。

常連の参加者で少数でしたが、熱心に芹沢文学の読書会が行われました。芹沢文学館の頃の会

「芹沢井上文学館会」を参考資料として参加者に渡しました。芹沢光治良記念文化財団か

らお送りいただいた「芹沢光治良ノート (3)【長編小説などもお渡ししました。今回のテキストも、「文学者の運命』の二随想で、「川端さんの死について」「佳き晩年を」を読み語りました。『芹沢光治良文学館 12(平成9810日新潮社発行 102~110頁を輪読しました。「川端さんの死について」には、川端し1972416日に自殺したと報道されたが、芹沢先生は自殺ではなく事故死だと思います。日本文化研究国際会議に招待する人への依頼に芹沢先生が代わりにパリに出掛けたことが回想されている。「佳き晩年を」には、月報の連載の最後として、「エクリバン」の自覚について語ります。大河小説『人間の運命』はその自覚で書き上げたのです。次回も、『文学者の運命』の二随筆を読み語ります。どうぞ、御参加下さい。

令和4(2022)年度芹沢文学・大分友の会会計報告 (2022.9~2023.8)

収入の部

少し遅くなりましたが、会計報告をいたします。御了承下さい。 =

支出の部

前年度繰越7, 554 

会費収入 10, 690

寄付収入 10, 990

テキスト代 1, 200

計    30, 434


支出の部

切手代  8, 680

文具代  3, 469

コピー代11, 585

計   23, 734


会計決算 30,434-23,734=6,700 (振替 4197+現金2503)

会計責任小串信正会計監査中村輝子

【現状と反省点】

@芹沢文学大分友の会として「芹沢文学読書会」27年間継続しました。佐々木誠さんが入会されました。会員数は11名になっています。芹沢文学研究会と兼ねる会員は9名です。読書会への参加者は約4~7名で行っています。何か工夫して新入会員を増やしていかねばなり

ません。どうぞ、新会員をお誘い下さい。読書会への御意見をお寄せ下さい。

A熱心な会員の篤志の寄付で、年会費を1200円に維持しています。読書会には参加出来ないが、通信会員として継続してくれている人々もいます。次年度も、会報を年6回発行し、読書会を奇数月に年6回は継続して行きたいと思います。今後も御協力をよろしくお願いします。

令和5(2023) 年度の年会費の納入をお願いします(振替や持参で)

9月から新年度になりました。年会費の納入をお願いいたします。篤志者の寄付により今年度の年会費も1200円に止めていますので、納入をお願いいたします。読書会に持参するか、同封の郵便振替の払込取扱票にて納入して下さい。寄付も受入れますが、無理をされないように。芹沢文学研究会の会員の方で、芹沢文学・大分友の会にも入会いただいている方々にも会員の継続をお願いいたします。昨年度の年会費が未納の方が2名います、 2年分を納入して下さい。 *どうしても退会されます方は、ハガキ等にて御一報下さい。



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posted by セリブン at 13:50| Comment(0) | 芹沢文学読書会 大分