seri1.jpg unmei6.jpg 芹沢光治良文学愛好会

2016年02月25日

芹沢文学研究会・会報 四季報 冬号 第96号

四季報 冬号
芹沢文学研究会・会報
2016(平成お)年1月24日(日)刊行
第九十六号(No96)
会報
初雪が正月下旬にドカ降りし

=冬の歌=
暖冬の中の具常気象?   松林庵主人

野沢朝子者『導かれるままに』が出版されました
 芹沢先生の次女野沢朝子さんが、信仰体験を中心にして、生涯を回想した著作『導かれるままに』を2015年12月15日に自費出版されまし'た。先に随想集『山荘』を2010年に刊行しています。この著作は、妹文子さんの死後に書き始められ紅葉の秋に書き終えました。「あとがき」に「父に書かされたように思える」と書かれています。芹沢家のことも素直に綴られています。
 内容として目次を紹介します。「はじめに」「1神をめぐって」「2播州の親さま」「3存命のおやさま」「4霊母マリアさま」「5聖母アンマのダルシャン」「6母なるものに支えられて」「7宗教について」「8死について」「9晩年の父」「10『芹沢光治良戦中戦後日記』」「あとがき」で、全158頁です。
 芹沢先生の信仰から、播州の井出クニと交流し助けられました。兄芹沢真一氏は親さまや朝日神社に関わりました。存命のおやさまとは天理教の中山みき教祖で、芹沢先生は『教祖様』を創作しています。天の声を聴き、伊藤青年(のちの大徳寺昭輝氏)との出会いから、晩年の連作も書きました。朝子さんは文子さんと共に天命庵に関連しましたが、中傷で離れました。朝子さんはカトリックの学校で学び、聖母マリアさまや聖母アンマ、そして慈母観音などの「母なるもの」に支えられ、宗教的には自由に生きたことが書かれています。最後に2015年3月23日の命日にに出窓された『芹沢光治良戦後戦中日記』についても紹介しています。
 平明な文体で、体験や所感が率直に書かれていて、大変読み易いです。芹沢文学の愛読者や研究者にも、必読の貴重な著作と言えます。一読をお勧めします。


城戸祐子さんを偲ぶ会
平成28年2月7日(日)午後 藤沢

昨年の10月14日に、芹沢文学の愛読者であった城戸祐子さんが73歳で御逝去されました。癌と闘病されましたが、その死が惜しまれました。藤沢市にお住まいで、『赤毛のアン』等を若い時から愛読し、芹沢文学の熱心な読者となりました。、沼津市の芹沢文学館の会員で、私が昭和52(1977)年7月に東京で「芹沢文学館・東京友の会(芹沢文学研究会)を立ち上げた時から、ずっと御理解・御協力をいただきました。その人徳で皆さんを愛おしみ明るくして下さいました。私達の結婚式にも御参加いただき、祝福していただきました。その個人的な御究流は長く、平成4(1922)年に大分県国東町で始めた「芹沢文学研究会」へも、後に御入会いただき、ずっと継続して御支援いただきました。
芹沢光治良文学愛好会の有志による「城戸祐子さんを偲ぶ会」が2月7日(日)13:00〜17:00に藤沢商工会館ミナパーク503会議室にて行われます。当研究会の会員も多く参加します。私も参加したいのですが失礼して、九州の大分から御冥福と感謝を改めて申しあげます。皆さんが再会する機会ともなることでしょう。城戸祐子さんの御遺志を受けまして芹沢文学の愛読に尽力します。
鈴木春男さんから、立派に編集された小冊子をお送りいただきました。31頁。

女「いのちのふる里」第3号が刊行されました。
沼津芹沢文学愛好会(和田安弘代表)の同人誌『いのちのふる里』(第三号)が、2016年1月1日に刊行されました。沼津市芹沢光治良記念館(沼津市役所文化振興課)からお送りいただきました。特集「芹沢光治良ゆかりの地を訪ねて」で、目次は「はじめに」「沼津芹沢文学愛好会のあゆみ」「寄稿(栗原裕康・菅野昭正・渡部芳紀・鈴木吉維・富岡幸一郎・岡玲子・安井正二)」「芹沢光治良ゆかりの地を訪ねて」「会員寄書(天野博人・五十風由子・石井恵美・芹沢守・高嶋孝行・仁王一成・和田万理江・和田安弘)」「関連記事」「会員アンケート集計」です。沼津市を中心にした地元の情報が満載されていて、芹沢文学の愛読者や研究者の参考になります。
 沼津芹沢文学愛好会は、沼津市の地元で愛好会(例会)や光治良忌を継続しています。講演会に参加したり、見学会や旅行などにも出かけています。

◎同封資料 @短編小説「告白の女」芹沢光治良   
 雑誌〈新風〉昭和22年(1947年)3月号大阪新聞社東京支社発行36〜41
戦後の新雑誌に求められて書いたもの。書筒形式の作品。戦後に解放された女性の欲望の目覚めが不倫願望で創作されている。
A文芸評論連載「芹沢文学講話」C「芹沢光治良氏と苦学・向学」小串信正

連載 会員便り    No55   二巡目の会員便りです。

年末の思い

                   長野県松本市 下山田 誠子

 戦後70年という2015年が数日で終ろうとしています。暦年は大晦日から初平日に希望を仰ぐ新年へとつながっていきます。人の生の暦は誕生という新年から、再びそこに戻っていくことはありません。螺旋を描いて歩みゆく人生の大晦日は、もう新年に続くことはないのです。
 大分・国東という言葉の響きは胸底にかすかに鳴っている通奏低音のようです。国東という地で地味な文学研究を長年続けておられる小串さんには、もう長いお交わりを頂いています。
 私共の次男は22才で生涯をおえて、もう25年になります。当時住んでいた静岡の安倍川の奥の中学校は荒れた時代で世相を-つつしていました。「今日は○○君の名字がかわった・・・・」という話題が多く、息子のクラスの女の子も姓が変わり、九州の黒東という所に越していきました。たぶんお母さんの故郷の方だろうということでした。次男は「かわいそうだねえ」を連発し別れを惜しみました。その后、一〜二回手紙がきたようでした。差し出し地は国東でした。
 頭部を強打した次男は言葉を発することなく一年足らずの後逝ってしまいました。彼の荷物を整理する中で、その可愛らしい手紙が出てきました。10年間も大切にとっておいたのでしょう。その後、国東でお幸せに暮らしたでしょうか。
一昨年、東京からお骨を信州松本に移しました。大きな骨董いっぱいの骨は彼の若さの証しです。順不同の生とはいえ、先逝きし子も親もあはれであります。私の母も引き揚げ時の混乱の中で、みどりごの妹を失いました。戦火に、難民にと、何と多くの母たちがいとしい子を先立たせねばならなかったか・・・。
 花開くこの春三月に復活の再会に希望を託して、先祖代々の墓に納骨しようと思っています。少年少女の交した幼く純なこの二通の手紙も読むむことをせず、一緒に入れようと思っています。

二O一五年師走に

 芹沢文学研究会会計報告 反省点 改善点
 会員各位「会計報告」と「反省点・改善点」などを御了承下さい。
・収入の部前年繰越   96,130円 ・支出の部切手代 23,300円
       会費収入 32,400円 ・文学代      5,577円
       寄付収入 62,600円 ・コピー代    55,610円
          計19,130円     計       84,487円

 会計決算 191,130−84487=106,643円
                                   (振替 101240+現金5403)
 会計責任 小串信正  会計監査 白木淳視

【反省点・改善点】
・芹沢文学研究会は、24年間継続し、今年度は四半世紀25年目の歩みになります。細々とした会で、研究会としての役割を余り果たしていないのですが、芹沢文学を研究しようという会が無いので、芹沢文学の文学的評価を少しでもしていきたいと思います。作家芹沢光治良を日本文学史に位置づけ、世界的な文学者として評価していきたいと念願しています。会員各位の自主的研究を期待しています。
・会員が中々増えず、退会したり死去したりして減少しています。どうか、芹沢文
学研究会を知人・友人等に紹介して、入会をお勧め下さい。昨年度は安藤清治氏や顧問の山本正夫先生などから過分な寄付をいただき、会計としては余裕がありますが、会員数は問題です今後も会員の継続をよろしくお願いいたします。
・研究会の運営や会員増加対策などで御一意見や御提案を気楽にお寄せ下さい。

☆新年度の年会費納入をお願いいたします*同封の払込取扱票にて納入下さい。今年の年会費も1800円に据置きます。郵便振替にて納入をお願いいたします。寄付も受入れますが、無理をされませんようにして下さい。尚、どうしても退会されます方は、御面倒でも、ハガキ等にて御一報いただきたいと存じます。
一一〉新入会員の紹介
*その後の入会者はありません。

  編集後記    編集責任    小串信正

 会報96(冬)号と同封資料をお届けいたします。昨年は戦後70年で、『芹沢光治良戦中戦後日記』(勉誠出版)と『導かれるままに』(野沢朝子著)が出版されたのは、芹沢文学としては大きな意味がありました。芹沢先生が作家として、一家の主人(父親・大黒柱)として、戦争に如何に耐えられたかが、素直に読み語られています。大分の芹沢文学読書会でも読み語っています。
 会員の皆さんにも精読をお勧めいたします。新年度の各位の御健康をお祈りします。

posted by セリブン at 15:16| Comment(0) | 芹沢文学研究会

2016年02月23日

2016年3月のマグノリアです。

庭の枕丁花が香っています。やがて、次々と花が咲き春です。

マグノリアのご案内をさせていただきます。

         3月1 2日(士)午後2時講演会
沼津市芹沢光治良記念館「光治良と神展を終えて           講師剣持直樹

「文学はもの言わぬ神の意思に言葉を与えることだjと信じて作品を書いた光治良にとっての
神の存在を記念館で展示する、大変大きく難しい展示を記録宮仁王館長の指導のもと、見事にやりとげた、記念館の若き主事、剣持寺直樹さん
に、お話をきくことにしました。展示は終わりましたが、教えられることの多いい内容でしたので、皆さまに、是手お開き願いたいとご案内申し上げます。茶菓子等の準備がございますので、ご参加くださいます方は下記までご連絡お願いします。会費は2000円頂戴させて下さい。ありがとうございます。

 

posted by セリブン at 17:23| Comment(0) | マグノリア

2016年02月19日

芹沢光治良文学愛好会 2月 月例会 ご案内

                                                          2016年(平成28年)2月
                                                                    通信No.463
                              芹沢光治良文学愛好会
2月だより
お元気ですかー長編少女小説「マロニエの花さきて」(全12回)は、今月で完結しましたが、その後継として、中部日本新聞に連載(昭和22年10月22日-12月31日)されました。芹沢光治良の長編新聞小説『抒情~(挿絵:高沢圭一)を来月からお届け致します。
 
                  第463回   芹沢光治良文学愛好会 御案内
                                       
      2月21日(日) 13:00 〜17:00参加費:500円
 
口会 場・・・・・・「東中野区民活動センター」洋室1・2三越マンション1階
               東京都中野区東中野4ー25-5-101
                 ●J「総武糠一東中野駅下車徒歩8分
         ●地下鉄東西線ー落合駅下車徒歩3分
         ●地下鉄都営大江戸線一東中野駅下車徒歩10分
口テキスト........長編小説『神の計画』新潮社昭和63年7月28日発行
                 せりざわこうたろう
口司 会・・…・芹沢耕太郎
コピーライトマーク2月の送付資料
(1)リレー随筆「人との繋がり」大平憲子・・・・・・第383回(平成28年2月)
付録@広告:第7回芹沢文学・愛読者交流会「全国大会」
     平成28年10月15日(土)・16日(日)・17日(月)
  A「沼中卒・和田稔のこと校長杉本淳光・・・図書館だより第72号
     静岡県立沼津東高等学校・図書委員会
(2)長編少女小説「マロニエの花さきて」第12回(全12回/完結)
女学生の友昭和26年2月号(第1巻・第12号)小学館
(3)森次郎文庫芹沢文子・著作集成・・・・・・第6回(全25回)
エッセイ「佐藤さんのこと」 / 「夕焼け」
同人コピー雑誌『芹沢文学<愛読>』~編集・発行芹沢光治良文学愛好会
                 昭和59年6月1日発行
(4)新聞記事@独立不羈一河合栄治郎とその時代29・・・・・・産経新聞
                     平成28年(2016年)1月31日(日)
      A年輪 作家梶川敦子さん(92)=軽井沢町・・・・・・信濃毎日新聞
                    2016年(平成28年)1月11日(月)
(5)ツアー記録(小冊子):芹沢光治良文学愛好会「とんこば」&「西念寺」神秘邂逅ツアー/            集合写真・・・・・参加者のみ
(6)想い出アルバム(小冊子): 「城戸祐子さんを偲ぶ会」/
                       集合写真・・・・・・参加者のみ
(7) 『芹沢光治良・戦中戦後・日記』関連新聞資料集・・・・・・
                      平成27年4月28日(火)-11月28日(土)
{次回は、3月27日(日) 13:00-17:00です。
テキストは、今月の資料送付で完結しました。長編少女小説fマロニエの花さきて」(全12回分)の予定です。}
※「城戸祐子さんを偲ぶ会」レポート
青天の2月7日に開催されました、愛好会有志一同主催による「城戸祐子さんを偲ぶ会」には、ご遺族から6人(ご主人、長男ご夫妻、次男ご夫妻、ご長女)及び愛好会員26人の31人が参会くださいました。祐子さんの遺品(写真パネル、和服・洋服、帽子、眼鏡、遺墨(衝立)、色紙(芹沢光治良)、内外の愛読書、彩色ポートレート)の一部のみですが展示しました。弁当及び飲物(アルコールを含む)を食しながら、参列者全員の方から故人を偲ぶスピーチをいただき、最後に「今日の日はさようなら」など3曲を愛唱し無事終了することができました。約4時間の一時を過ごすことができました。この「偲ぶ会」につきまして、ご長男で歯科医師の城戸透雄さんの「オイラブログ」(3月の会報に同封予定)に記しておられますが、(http://www.kido-dc.jp/archives.html )を参照(2月)していただけば
と思います。なお、出版が遅れておりますが『思い出すままに一城戸祐子随筆集』は、「偲ぶ会」に参加いただいた皆様全員と申込いただきました8人の方には、刊行され次第、会報に同封しお届けする予定です。また、参加された方には「想い出アルバム」(小冊子)
を同封しましたので、ご査収ください。
※「3月のテキスト:長編少女小説『マロニエの花さきて』の欠号について
 今月の送付資料で、長編少女小説『マロニエの花さきて』は、少女の友(小学館)所収、 全12回の配付(平成27年3月~平成28年2月)が完結し、来月(3月)のテキストとして使用します。途中入会者や欠号のある方のために、便宜を図りたいと思いますので、次
の要領にてお申込み下さい。3月15日(火)までに、メーノレ、FAX、葉書、手紙、にて、欠号を明記(例:昭和25年10月号)の上、名前、住所、電話番号を記し、下記事務局までお申込み下さい。なお、プリント代(送料込み)として、1部100円を例会時に受付にてお
支払いするか、同封する郵便局の「払込取扱票」にて、お振込み下さい。
事務局
芹沢光治良文学愛好会代表鈴木春雄E-Mail:haruo-suzuki-46@nifty.com

posted by セリブン at 10:23| Comment(0) | 月例会