「第15回 芹沢光治良偲ぶ会に参加して」
2008/3/23 池田 三省
今年の偲ぶ会は、芹沢光治良先生の命日(3月23日)に、募集定員30名を越える参加者があり、 当日に予約なしで埼玉県の大宮より参加された方もありました。 昨年の嵐のような雨の中での偲ぶ会とは違って、 小春日和で美しく雄大な姿の富士山に見守られての墓参となりました。
今年の参加者は、昨年とは少し異なって、初めて参加される方が10名、若い方や地元の方の参加も多くあり、何か新しい風を感じました。
恒例(5年連続)の地元で芹沢文学を研究されている勝呂奏氏の「芹沢光治良とジイド - ヒューマニズムについて-」の記念講演がありました。 勝呂氏は、芹沢文学のヒューマニズムの本質を理解するため、芹沢先生が 「スイスの高原で闘病しているとき小説を書くより生きようがないと考えたとき、フランスのモラリストの伝統のもとに、 物を書くのだと、疑うことなく自然に決めていた。
このフランスのモラリストの人々の仕事は私には、言葉を持たない神の意志に、
言葉を与えるようで、素晴らしいものに感じられた。」と「文学者の運命」書かれている。
勝呂氏は、このフランスのモラリストの一人である「ジイド」について調べることで、 芹沢文学のヒューマニズムの本質を明らかにしていく切り口で講演されました。 「ジイド」をよく知らない私にも、芹沢先生が、大変「ジイド」 を研究し先生の作風にも影響していることわかり、また、芹沢文学のヒューマニズムについても大変わかりやすく納得のいく講演内容でした。
毎年、勝呂氏の「芹沢文学の講演」を聞くことで、芹沢文学を新たに、再発見することができます。 偲ぶ会に参加する意義を感じています。
今後の「芹沢光治良を偲ぶ会」にいて個人的には、沼津市名誉市民である「芹沢光治良先生」を地元沼津市民と全国の芹沢文学愛読者と 「芹沢光治良文学館」とが協力して、沼津市民も含めた芹沢文学愛読者を問わず、だれでもが自由に参加でき「芹沢光治良先生を知る会・偲ぶ会」 になればよいと思いました。
(そのためには、実行委員を募り、準備・検討の必要がありますが・・。
できると素晴らしいですよね もちろん私は手を挙げるつもりです)
来年は、募集人数の制限を設けないで、参加希望者は自由に参加できるようにしていただけるよう主催者「芹沢光治良文学館」 にお願いしたいとと思います。 芹沢光治良先生に想いを馳せる楽しい一日を過ごすことができました。
有難うございました。
以上
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