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太陽と自然、我入道

 テキスト「遺稿」
 2008年1月27日 司会 豊田

 芹沢光治良文学愛好会の一月の月例会が開かれた。今回は、管理人が司会でした。題材はなんと『遺稿』です。

 玲子さんの言葉から
 良い時に父はなくなった。かわいそうだったという気がする。いろいろなことが頭の中で右往左往した。太陽と自然、 我入道が一番印象に残っていたのではないだろうか。 太陽が照っている亡くなる直前、明日の天気予報だけは貴重な、 天気予報でテレビのそばにいくき、聴こうとする。太陽の存在の大きさがあった。起きて南側を開けて太陽を見る。長い習慣だった。 テラスで自分で干す。どこかにあったベッドから起きて、太陽を信じるものが大きかった。

 『遺稿』は「太陽と自然、我入道」先生が、実相の世界に行く直前に考えられたことが書かれています。 先生の生き方を象徴していますね。

  東京の愛好会では、芹沢先生のテープを20分ぐらい聴いてから、読書会に入ります。
 準備で右往左往していてあまり聴いてなかったのですが、
 テノールの端正な芹沢先生のお声で「・・・・月に一回マグロを持ってくる。そのマグロを醤油、ミリンをつけこんで・・・」と聞き、 芹沢先生はやはり、漁師の家に生まれ、漁師の町我入道で生まれ育ったのだと改めて思いました。遺作になぜ我入道が書かれたか、
芹沢先生にとって我入道はと考えている内に
 鈴木代表からこの一ヶ月の芹沢光治良に関わる話題についてのおはなしがありました。
 要約すると『人間の運命』大河ドラマ化は5年後先を目指していきたい。名古屋の新年会が1/13に開催されたが、東京からも池田さん、 内藤さん、も行かれた。名古屋の方からも協力すると申し出た。それに向かって運動をしたいと思っています。今年は、プロデユーサーに 『人間の運命』を送りたいと考えている。私の地元では、 15年ぐらい前からの運動で直江兼続の運動をしていて実現させたので来年再来年も続けてやりたい。
 今日のテキストはタイトルは無い。会報に入れましたけど、自由な読後感をいれてほしい。2月29日締め切りです。
 名古屋の新年会は59名の参加者で年々増加しており、朝の10時から夕方の5時まで開催されてしかも二次会も有りました。 名古屋の会は30周年。愛読者の会は34年になるそうです。
 傳田会長がなくられた。14日葬儀。愛好会から生花。愛好会の名前で香典を包みました。次の会長は副会長の杉山さんがなるそうです。
  休憩後、鈴木代表から途中から来られた方のために月例会の始まりで話された事と同じ話しをされました。『人苑の運命』 の大河ドラマ化についても、ドラマ化される事によって内容が変わるのではないかという危惧の意見も出されました。
 この意見は、芹沢作品の愛好家の私達には、極めて当たり前の事です。たとえが適切かどうかわかりませんが、ハリーポッターが映画化されて、 がっかりしたことはあります。しかし、大河ドラマですから、一年間という長さに渡って、明治、大正、 昭和という三つの時代を生きた森次郎の生き方は、脚本家の手によれば充分面白いものができるのではないかと考えます。
 催先生が韓国でエッセイを訳した。安井さんにお願いした。安藤さんが訳した。人間の運命のエッセイを出している。エッセイ集がある。 このエッセイ集の原本は、マグノリアに行けば見ることが出来ます。催先生は芹沢先生についていくつか書かれているようですので、 いつかHPでも紹介出来ればと思います。

 私は部活指導という特殊(?)な仕事で元気でやる気のある高校生とつきあっているので、休みがなかなかとれなく、 本日がやっと1月3日以来のお休みの日でした。この日の月例開会は、前々から楽しみにしていて、司会者にも立候補し、 入念な下調べをしたつもりで、今回の読書家に望みました。ゆとりを持った司会もわずか数分で総崩れになり、 会に参加された方の意見に一人感心してしまい、私一人心地よく司会も忘れ過ごしてしまいました。

 野沢さんの発言から
:お正月そうそうのテキストがなぜ遺稿なのか、もう10年以上たつのに遺稿を読むと辛い。力を振り絞って書いている。 書いているその姿を想像しないではいられない。書いている姿も力を振り絞って書いている。

 芹沢先生は最晩年の時、2階の書室に行くにも「富士山」に登るようにと書かれていました。書く時も、力をふりしぼって、 書いていたこの作品。長年の読者である私は、初めて未定稿という形で読めるのは幸せなことです。 書いているその時の芹沢先生の考えがストレートに書かれています。
 感謝する事の大切さ、自然の中にある沢山のいのち、そして我入道。
 今年の我入道の集いは、我入道を再発見したいですね。

 

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コメント (2)

みほ:

豊田さん、こんにちは。大河ドラマ化運動のことで気がついたことを書いてみます。
庶民が大河ドラマの主人公になったのは唯一、86年の三田佳子主演「いのち」(橋田壽賀子原作・脚本)だけで、森次郎が採用されるとすると2番目になります。「いのち」では歴史上の人物が一人も出て来なかったようですが、その点「人間の運命」は人物も事件も歴史満載、うまくアピールできるといいですね。放映の時期ですが、私は2012年1月〜が良いと思いました。ひとつはその年が「人間の運命」第1巻「父と子」出版から50年の節目であること(50年も読み継がれる長編小説ってすごい!)、そして、都合のよいことに21世紀スペシャルドラマ「坂の上の雲」の最終回が2011年秋を予定されていて日露戦争のところで終わる。「父と子」では沼津駅で出会ったロシア人捕虜の話しもでてくるので、時代がオーバーラップして観る方には流れがよいですね。それにつけても脚本がミソですね。有名人に書いていただければよいですが、愛好会で「父と子」の部分だけでもコンテストのようなものを催してひろく一般に募るのも面白いかも知れません。

管理人:

コメントありがとうございました。改めて、みほ様のご意見に対しては、ブログに書かせていただきます。

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2008年01月29日 00:48に投稿されたエントリーのページです。

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